税理士資格を目指してみたいけど、どれくらいの年数がかかるのだろう?どれくらいお金が
かかるのだろう?と疑問に思っている方も多いと思います。
7年前に試験に合格し、3年前に税理士登録をして現在に至っている私が、実際かかった年数とコストをご紹介したいと思います。
1年目:資格学校に申し込み←60万円?くらいお支払い
「税理士になろう!」と一念発起した私は、いきなり某資格学校の「3年5科目合格パック」(当時そんなものがあったような気がしますが、今はないみたいです。。。)に申し込みました。(なぜ税理士試験を受験しようと思い立ったかという話はまた後日書ければと思います。)
費用はたぶん60万円くらい。(遠い昔のことなのでしっかり覚えていないのですが、たぶんこれくらい・・・)😭😭厳しいですね・・・。
とりあえず、5科目の中から最初の登竜門といわれる「簿記論」と「財務諸表論」を受講。
⇒結果、「簿記論」「財務諸表論」ともに合格。
2年目:(支払済みのため)0円
8月の試験を終え、やる気満々だった私は、残りの3科目のうち2科目分を受講。
暗記が全く不得意なのに無謀にも「法人税」と「相続税」を選択。
年内に一通りの勉強を終わらせるというコースだったため、スピードがかなり速く、さらに受験した「簿記論」と「財務諸表論」の合否が気になって、どんどん気になって、更にどんどん不安になってきて、勉強が手につかなくなり、9月に開始した勉強を早々の11月に完全に放棄。(ああ、情けない。。。)
8月の試験の合格発表が行われるのは12月。長いんですよね、この期間が。ホントに長い。。。
なので2科目合格の結果を見た時には、「ああ、次の科目しっかり勉強しておけばよかった・・・・。」と激しく後悔をしたが後の祭り。1月から勉強を再開する気にもならず休戦。
3年目:(支払済みのため)0円
昨年2科目受講したので(受験にまでたどり着かなかったのですが)、あと1科目受講する権利が残っているので、とりあえず自分の申告に役立つかなと合格の難易度など一切考えずに「所得税法」を受講。
昨年のテキストを使って昨年の科目を受験することも考えましたが、通信講座も受けずにテキストたけで独学する勇気はなく、さらに3年の間に5科目分の受講をしないといけないコースだったので仕方なく新たな科目を受講することにしました。
⇒結果、「所得税法」合格。
4年目:某資格学校にお支払い←20万円くらいお支払い
せっかく3科目合格したので、のんびり一つずつ合格できればいいかなということでミニ税法と呼ばれる「住民税法」を受講。1月からの速習コースを選択。1科目10万円ちょっとだったと思います。
「住民税法」を勉強し始めて1ヶ月ほどが経った頃、急に「どうせなら早く受験を終わらせたい」という衝動にかられ、これまたミニ税法の「国税徴収法」を追加で受講。こちらも新たに10万円くらい支払いました。(この安易な科目選択のせいで、実務で超苦労することになるのですが・・・。科目選択の重要性については機会があれば書きたいと思います。。。)
⇒結果、「住民税法」と「国税徴収法」ともに合格。
⇒晴れて5科目 官報合格。
税理士試験に合格するために必要な年数とコストは?
私の場合は、1年目は派遣社員として勤務していましたが、その後は仕事をやめ、主婦業の傍ら勉強をしていました。比較的恵まれた環境だったので、4年3回の受験で合格できました。(あくまでも合格することだけが目標ということで。。。)
税理士試験合格にかかる年数は、平均10年と言われているようですが、置かれている環境にかなり左右されると思います。
受験に専念できるのか、お仕事をしながら試験勉強するのか、大学院へ行って試験免除してもらうのかなどによって全然違います。2・3年でサックと合格する人もいれば、最後の1科目がなかなかで、ずっと受験し続ける場合もありますから、あくまで合格者の平均なので、一概には言えないと思います。
コストについては、私はやはり資格学校の講座を受講することをお勧めします。コースにもよりますが1科目15万円から30万円くらいはかかるので、5科目で80万円から150万円くらいは最低でもかかると考えておいたほうが良いと思います。お金はかかりますが、やはり傾向と対策を研究されているので、独学での受験よりも合格率はアップし時間の節約になると考えています。
税理士になれるかどうかは、どれだけ真剣に「税理士になりたい」と思って頑張れるか、最後の一科目まで頑張れるかということに尽きると思います。
会計事務所にスタッフのまま勤務するのであれば、資格が取得できなくてもなんとかなるのでしょうけれども、「独立開業したい」ということであれば、何が何でも合格しなければなりません。
合格して開業すれば、自分のペースで仕事ができるのです。私はそのために頑張りました。
税理士開業を目指している方、ぜひ頑張ってほしいと思います。