私が税理士を目指した理由

以前のブログで、合格までの年数とコストについて少し書きましたが、今日は、なぜ税理士になろうと思ったのかなど、振り返ってみたいと思います。

ある日突然、「税理士になろう！」とひらめく

今後のキャリアについて何となく考えていた日のことです。
何となく、「このままでいいのかな」とか、当時既にアラサーの域に入っていたのですが、「まだまだ私にもできるということを証明したい！」とか。。。

そして、夫のYシャツにアイロンがけをしながら、突然、「あ、私も税理士になったらどうだろう」とふと思ってしまったのです。

それから資格学校のコースに申し込み、受験に突入したというわけです。深く深く考えて税理士を目指したというわけではないというのが本当のところです。

女性も、いや女性だからこそ、専門知識や資格はとても重要で有利！

私は、いわゆる超氷河期世代なので、就職活動はとても大変でした。大学時代は、自分のキャリアについて全く考えておらず「どこかには就職する」んだとだけ思っていましたので、手当たり次第に応募し、取り合えず5月初旬に1番に内定を出してくれた保険会社に決めました。

営業職で、宿泊を伴う出張も多く、社会人2年目で結婚した私には、とても勤まるものではありません。その後、信託銀行に転職するも、夫が転勤となり退職。

その後は、保険会社や信託銀行の経験者ということで、銀行や証券会社、シンクタンクで勤務するチャンスに恵まれました。
金融機関勤務経験や知識があり、簿記や証券外務員の資格も持っていましたので、そういった専門知識が転職には有利に働いたと思います。

しかし、どの職もアシスタント業務ばかり。自分のペースで仕事ができるものではありません。更に、業務で会計事務所のスタッフの方に電話やメールをする機会があったのですが、何を聞いてもきちんとした回答がなかなか返ってこず、仕事が進まないことも多くありました。
日に日に「自分のペースで仕事がしたい」「自分にももう少し何かできるのではないか」という思いが大きくなっていき。。。そしてある日、受験を決めてしまったのです。

税理士試験合格者に占める女性の割合は、どんどん増加している

上の表は、私が最後に受験した2014年以降の税理士試験の女性の割合についてです。受験者数の4分の1を女性が占め、官報合格率も4分の1を超えるようになってきています。

最近では、結婚しても子供を産んでも、一生働きたいという女性も多くなってきました。
ただ、どうしても子育てや家事など、女性が主に担うことになる場合が多いと思います。
何らかの理由で退職した後、再就職する場合にも、「税理士資格を持っています」というほうが断然有利になってくると思います。（最近は産休や育休の制度を利用して辞めないほうがよいのでしょうけれども。）

また、税理士として独立開業した場合には、自分のライフステージに合わせて、仕事量を調整することもできます。
最近ではメールでのやり取りや、オンラインでの面談なども一般的になってきたので、自宅などにいながら仕事ができることが増えてきているのも女性にとってはメリットだと思います。
税理士という肩書があることによって、活躍する世界も広がると思います。

そういったメリットを考えて資格取得を目指される方も多いのかなと思います。
私自身は税理士になろうと思ったのは突然のひらめきだと思ったいたのですが、今思えば、満員電車での通勤が嫌だったとか、自分のペースで仕事をしたかったとか、お金について考えることが好きだったとか、そういった理由も根底にありそうです。。。
だから、とても良い選択をしたな、頑張って資格取得してよかったなととても思っています。今の仕事の内容ややり方が自分に合っているし、上司に理不尽なこと言われなくて済むし。。。

税理士の仕事にかかわらず、仕事には向き不向きがもちろんあると思いますが、やりたい！という気持ちがあって、努力することができれば、道は必ず開けると思います。
頑張っていきましょう！！